**研究成果発表:新しい抗菌性イオン液体の合成**
2025年11月21日、アミナ・アーシャド、ヒラ・アクラム、ハビブ・ウラ、サディア・アンドリーブ、ムハンマド・シャフィーク、ザヒール・ウル・ハク、ラワイズ・カーン、アリ・バハダール、アザール・マフムード、ムダッシル・イクバルによる研究がBMC Chemistryに掲載されました(第19巻、記事番号311)。
本研究では、アミノ酸ベースのイオン液体(AAILs)がその構造的適応性と独自の特性により、望ましい物理化学的特性に合わせて調整可能であることが示されました。24種類の異なるイオン液体が合成され、1-オクチルピリジニウム、1-オクチル-3-メチルイミダゾリウム、1,3-ジオクチルイミダゾリウム、ジオクチルジブチルアンモニウム、テトラオクチルホスホニウム、N,N,N’,N’-テトラキス-(2-ヒドロキシエチル)ジオクチルジアミン、1H-1,2,3-トリアゾール、1-オクチル-1,8-ジアザビシクロ(5.4.0)ウンデク-7-エニウムなどの多機能カチオンを含んでいます。これらのイオン液体は、ブロミド、グリシネート、ロイシネートを対アニオン種として組み込んでいます。
合成されたイオン液体は、FT-IR、1Hおよび13C-NMR分光法によって特性評価され、6種類の強力な細菌株に対する抗菌効果がアガーウェル拡散法で系統的に評価されました。テストされた細菌株には、グラム陽性およびグラム陰性のシゲラ・ディセンテリア、シゲラ・ボイドディ、スタフィロコッカス・アウレウス、カルバペネム耐性エンテロバクター・バウマニ、エシェリキア・コリ、クレブシエラ・ニューモニエが含まれます。合成されたほとんどのイオン液体は、特にグラム陰性株に対して顕著な抗菌性能を示し、抗菌剤としての可能性を示唆しています。イオン液体の優れた抗菌性能は分子ドッキングによっても検証され、計算結果と実験結果の間に良好な一致が見られました。
これらの発見は、障害者の感染管理におけるイオン液体に基づく効果的な抗菌剤の開発に新たな道を開くものです。









