近年、リチウムイオン電池(LIB)の使用が増加する中で、その貴重な金属のリサイクルは、環境的な観点だけでなく経済的な観点からも非常に重要になっています。本研究では、グリシンを用いてLIBからコバルトとリチウムを浸出するための効果的かつ環境に優しいアプローチが提案されました。具体的には、リチウムイオン電池の初期準備の後、第一段階として、グリシン溶液(1 Mのグリシン濃度、60分、60℃)中でマンガン、コバルト、ニッケル、リチウムの金属が溶解されました。いくつかの効果的なパラメータを調査した後、異なる金属が数段階にわたって溶液から沈殿しました。pH=2の条件下でシュウ酸を使用して、グリシン溶液からニッケルシュウ酸塩(NiC2O4)が沈殿しました。その後、ソーダとアンモニアを用いてpHをアルカリ性範囲(約8)に上げることで、マンガンとコバルトの水酸化物が沈殿しました。最後に、炭酸ナトリウムを加えることでリチウム炭酸塩が得られました。各段階で、沈殿物の組成と溶液の成分はICP、XRD、FESEM分析によって決定されました。









